朝会のお話(心に刺さった矢の話)

6月は、新しい学級で人間関係ができてくると同時に、様々な問題行動が現れてくる月であることが統計上でも明らかになっています。そこで、6月をいじめ撲滅月間として、よりよい人間関係をつくるために様々な働きかけを行うこととしています。

今日の朝会では、心に見立てた粘土に「悪口」「からかい」「むし」「暴力」「いやがらせ」などと書かれた「いじめの矢」を次々に刺し、心が傷つく様子をイメージしてもらいました。矢を抜く方法を伝えるとともに、矢が無事に抜けても、刺さった痕が残る様子もみせ、いじめは取り返しのつかない傷を与え、絶対にしてはいけないものなのだ、と理解してもらうように、一生懸命話をしました。

2年前にも同じような方法でお話をしたことを子どもたちはよく覚えていました。矢が刺さった心に見立てた粘土は、乾燥してひび割れてきます。「心が壊れてしまう」と心配そうにつぶやく子どももいました。

教室ではいじめをしないと強く心にとめてもらうために、道徳や、学級活動などの時間のテーマとして取り上げて、じっくり話し合いを行っていきます。

  • 2025年06月04日 13:00

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